いずれの方法でもありません。
固液分離、ろ液についての深い考察が生んだユニークな技術です。
ろ布の類は一切使用しませんし、遠心分離のような大きな
エネルギーも使いません。
ヘリオス脱水機のご紹介
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脱水フロー
特長
1.連続自動運転
運転開始時の予備操作、調整など一切必要ありません。 必要ならば24Hr/D無人運転もOKです。
2.根本的な省エネルギー機構
他方法の強加圧法と異なり粒子接点の移動を無理なく行う機構ですから脱水に必要なエネルギーはごくわずかですむ訳です。
3.快適な作業環境が確立されます。(二次公害の発生なし)
密閉されたBOX内で、極低速の静かな回転運動(1rpm以下)により固液分離されるため振動、騒音の発生、臭気、液の飛散などありません。
4.安定した脱水能力
目詰まりしないろ体の採用により能力低下は全くありません。
5.消耗品が少なくメンテナンスもほとんど不要
ろ布類を使用しないため消耗品があまりありません。 又極低速の回転ですからろ片の摩擦も殆んどなく経済的です。
6.設置面積をとらず裾付が簡単
本体がコンパクトで場所をとりません。又振動、騒音がないので基礎工事、建築工事等に特別な配慮は不要です。 従って建設費の節減もできます。
7.含油汚泥にも安定した処理を行います
他方式で脱水困難なものにも適用できます。
8.洗浄水の使用量は極めて少量
8Hr/D稼動で3.0~4.0m3程度です。 (エコノミータイプは8Hr/D稼動で2.0~3.0m3程度です)
脱水構造
目詰りしないろ体
ろ布の替わりに特殊なろ体を使用する訳は目詰まりしないろ体の実現にあります。 すなわち図1のろ体を図2の様に互いに隣の軸と大円板―小円板がかみ合う形で配置し図の矢印方向に回転させます。するとRゾーンではろ過が行われ円板同士のかみ合い部Sゾーンにくると互いのろ体のスリットを大円板が横切る事になりスリット外周上に架橋堆積するSS分を除去しろ過面を再生します。円板の回転がある限りこの再生は行われろ過、脱水効率の経時的低下がありません。目詰まりしないろ体が実現されたのです。
【図1】
【図2】
エコノミーろ体
下図のように本機のろ体は、ろ過機能を有するステンレス円板部とろ過機能のない樹脂性スペーサーで構成されています。あえてろ過面を削減したのは回転抵抗の低減による安定運転の確保(過トルク防止)と省エネルギーのためです。 長年に渡る弊社の経験と、研究開発の結果、必要なろ過・脱水機能を確保しつつ従来機同様目詰まりのない安定した脱水能力を有する省エネろ体を実現しました。汚泥を介在とした回転抵抗は従来型ALL SUS304ろ体と比較し、約50%の低下(当社比)を達成しており余剰汚泥は勿論従来型ろ体では過トルクの多発で適用の難しかった加圧浮上スカムや畜産関係生汚泥などでも安定した脱水能力を発揮します。